「やりたいことがあったら口に出す」
それが自分の人生を切り拓く

代表取締役社長髙橋 登

MESSAGE代表メッセージ

「やりたいことがあったら口に出す」
それが自分の人生を切り拓く

代表取締役社長髙橋 登

代表取締役社長

髙橋 登

NOBORU TAKAHASHI

1962年生まれ。
秋田県立湯沢高校卒業後、本田技研工業株式会社へ入社し埼玉製作所にある狭山工場の溶接課へ配属され、自動車の製造現場に携わる。
1996年9月、ホンダ・オブ・アメリカMfg.Incへ駐在。
その後は生産部門の新機種プロジェクトリーダーを歴任し、アメリカでのキャリアを積む。
2012年、イーストリバティ工場の工場長を務める。
2014年、ホンダ・オブ・アメリカの副社長へ就任。
2016年4月、ホンダMfg.オブ・アラバマ.LLCで上級副社長を務める。
2018年4月、株式会社ホンダロックへ転籍となり、同年6月に代表取締役社長へ就任。

「やります!」と
挑戦し続けて、いまがある。

髙橋さんは、ホンダロックの代表取締役社長に就任する前は20年以上アメリカにいらっしゃったんですよね?

1981年、本田技研工業(株)、いわゆるホンダに入社したのですが、とにかくずっと「アメリカに行きたい」と言い続けていました。そしたらまずイギリスへの出張の話をいただけてオースチン・ローバーという会社で半年間支援していました。それが1987年のこと。そこで一生懸命働いていたらアメリカ関連の仕事を担当する部署に誘っていただけ、8年ほど出張での支援業務を経験した後、1996年に夢叶ってアメリカ駐在になりました。

駐在先では小さなプロジェクトのリーダーから始まり、最終的には社長直轄のプロジェクトリーダーを担いました。そこからイーストリバティ工場を任され、ホンダオブアメリカの副社長、ホンダマニュファクチュアリングオブアラバマの上級副社長を務め、2018年にホンダロックに転籍となり、その年の株主総会で代表取締役社長に就任しました。

様々な事業所を渡り歩いてきたのですね。その秘訣は何でしょうか?

「やりたいことがあったら口に出す」ことですかね。私はもともと溶接課の製造現場出身。車づくりにしても知らないことばかりだったのですが、とにかく「アメリカに行きたい」ということは周りの人に話しをしていました。もちろん言うだけじゃなくて、アドバイスされたことを実践していたら「この仕事をやってみないか」と色々な仕事を振っていただけたんです。まぁ、全てが自分の意志で異動したわけはないのですが、内容を理解していなのに「やります!」と返事してとにかくがむしゃらにやっていたら、このようなキャリアになりました。それらが巡り巡って、いまここにいるのでしょうね。

ビジョンを成長戦略に!

代表取締役社長になってから現在までをお話しください。

ホンダロックという会社を全く知らなかったので、まずは前任が作成した事業計画を遂行しながら現状を理解することから始めました。現場を歩き、会社の雰囲気を肌で感じ、どうしたらいい方向に舵を取れるか考えていました。

ホンダロックに来てほどなくして「この会社にはどんな人がいるのかな?」という興味が湧いてきて、社員と話す機会を設けました。一回の懇談で1時間程度、一般社員4名~6名と、内容は出身やホンダロックに辿り着くまでの経緯、趣味、特技、やりたいことなど。直接顔を合わせて雑談してみると「この辺はちょっと変えたいなぁ」、「こんなことをして欲しい」など、ポロッとこぼれる言葉があるんですね。最初は個人の意見だと思って聞いていましたが、懇談の回数を重ねて何人もの話を聞いていくと、そこかしこで部署は違うのに同じ意見があることに気づき、きっとこれは構造的な問題なんだなと考えるようになり、本質的なことを念頭において自分が進めるべき方向性を練り始めました。

その時に気になったのが「ホンダロック2030年ビジョン」。言葉では「革新を通じて新たな“ホンダロックブランド”を確立する」と掲げていましたが、当時は具体的なイメージを社内に共有できているとは言い難い状況でした。そこで下期が始まる10月1日、全体朝礼で「このビジョン達成に向けて本気で取り組みます」と宣言し、成長戦略の骨子を提示し、2019年4月にビジョンを達成したら待っている未来を映像化して全社員に共有しました。現場の雰囲気、従業員の声からホンダロックには成長戦略が必要だと確信したんです。その中で柱と捉えたのは「高効率生産」、「技術開発」そして「人事戦略」ですが、その根本にあるのはやっぱり“人”。企業風土にしても本来持っているはずの挑戦する心が鳴りを潜めていたので、全体朝礼のスピーチの中で原点回帰というお題で「チャレンジしての失敗を恐れるな。何もしないことを恐れろ」とか「やってみもせんで(何を言ってるか)!」という創業者の言葉を振り返りながら意識改革を進め、「ホンダロック2030年ビジョン」に近づけていきたいと思っています。

情熱を胸に秘め、一度決めたら
パワーを発揮するのが“らしさ”

髙橋さんが考えるホンダロックらしさとは何でしょうか?

普段は仕事に対する情熱を表に出さないところでしょうか。例えば飲み会に行っても、仕事の話を全然しないんですよ。私が若い頃は、毎週のように先輩と飲みに行って仕事への想いをぶつけ合っていたんですけどね。けれど実力を持っている人はたくさんいて、1回やろうと決めたらすごいパワーを発揮してくれます。火事場の〇〇力っていうんでしょうか。もともと地力を持っているので、やろうと思えばいろんなことができるんですね。ビジョン達成のために、火事が起きる前にその力を発揮する風土が必要ってことです(笑)。

また、ホンダロックの正規従業員の43%が中途採用(2020年12月時点)。ほかの自動車関連企業や電子・IT系など様々な分野で経験を積んだ方が入社してくれているので結果、地方企業でありながら多様性が生まれています。それと懇談会をしてわかったことですが、社員皆さんの趣味特技も実に多彩です。この個性がうまく合致したとき、ものすごいパワーになるのではないかと期待しているところです。

望めば様々なチャレンジが
できる環境で、
目標を見つけてほしい。

ホンダロックだから描けるキャリアとはどういうものでしょうか?

「宮崎から世界へ」ですね。宮崎に本社があって海外にも拠点がある企業は少ないんですよ。ホンダロックは日本を除いて、海外7ヶ国に事業所があり、入社2〜3年目から海外出張することもあります。事業内容としても研究開発からテスト、製造、品質保証、購買、営業まで、モノづくりに一貫して携わることができます。独自開発して鋳造、樹脂成形、塗装、組立、生産技術、BtoCの販売まで担う企業は、おそらく日本でもそんなにありません。そのため一つの会社に所属しているのに、いくつもの会社を渡り歩いたかのようなキャリアを積むことも可能です。

では、どういう人材を求めますか?

「やってみよう」と思ったら走り出せる人でしょうか。その先にすごいゴールがあるかわからないけれど、とりあえず行動するスタンスを持っていてほしいと思っています。いまはまだ目標を持っていなくてもいいんです。最初からやりたいことがわかっている人ばかりではありませんからね。しかし「実際にやってみたらこうだった」というのは往々にしてあるので、働くなかで目標や夢を見つけてもらえたら嬉しいですね。

その一方で、一つのことをきちんとやり遂げられる人も求めています。製造業なので品質の良いものを均一に作らないといけません。それを標準作業としてきちんとやり遂げるのも一つの才能ですし、その能力で会社の基盤を支えてもらえると会社の成長に繋がります。

働きながらやりたいことを
見つけられる環境を用意します!

最後に、これからホンダロックへの入社を希望している方にメッセージをお願いいたします。

とりあえず、来てください(笑)!

というのも、就職することがゴールではないと思うんですね。大事なのは、そこでどういう絵を描くか。先ほども申し上げましたが、いま夢ややりたいことを聞かれて答えられなくても問題ないんです。エンジニアのようにスキルを上げる仕事が向いていると思っていたけれど、実際に働き始めたら人と話すのが楽しくて「営業をやってみたい」と思うこともありますからね。まずホンダロックに来て、様々なことにチャレンジしてみてほしいです。その環境は用意していますので。

また社会に出てから学ぶことは本当にたくさんあります。学問は学校で学べますが、生きていく上での知恵や働くうえでのモチベーションは、社会人になってから身につくものが多いと思うんですね。なのでいまは、ただ「何かやってみたい」という気持ちがあれば十分。そして働くなかで自分がやりたいことを見つけ、そのやりたいことに邁進してもらえたらうれしいです。 やっぱり心情的に向上心を持って前向きに努力をしている人を応援したくなります。いつか皆さんが「これこれ! ホントこの仕事冥利に尽きる!」と心でガッツポーズをする日を楽しみにしています。